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君たちはどう生きるか映画ネタバレ!子ども見れる?反応は?

こどもだいじょうぶ

6歳の息子と映画「君たちはどう生きるか」を観に行きました。ウソ偽り演出なく本当のことを書きます。お子さまと宮崎駿最新作を観に行こうか迷っているママ、パパはぜひご参考になさってください。

息子さんと2人で行ったんだ

そうなんです。本当はママもいっしょに行きたかったんですけど仕事の都合で行けなくて。今回は6歳の息子と50代の私、男2人で行きました

この記事でわかること

  • 6歳の子どもには退屈
  • 退屈だけど最後まで見ることはできた
  • 翌日に鳥のことを調べていた
  • 翌日に米津玄師の主題歌に反応していた

6歳の息子を映画に誘う

この映画が公開されてほぼ1週間。そのころに、息子に「映画に行こうか」と提案しました。基本的に、なにか遊びに誘われるのは息子、大好きなので、思わずニコニコ笑顔になります。「映画、行くの?」「何を観に行くの?」「いつ行くの?」…こんな感じです。

この映画に行くのは、私は2回目。息子は初めてです。

柳林さん、すでに2回目なのね…

予定を決め、2日後の日曜日のお昼に行くことにしました。事前予約でスクリーンを正面にして4列目、左側の2人並びの座席を予約しました。少し左に寄るので正面からではないのですけど、2人並びの方が、まわりのお客さんのことを気にせずに、パパと息子、親子水入らずで楽しめるだろうと思いました。それに、出入口に近いので、最悪、息子が嫌がったり、トイレに行きたくなっても途中で外に出やすいように、と考えて席を選びました。

事前予約で座席をとりました

事前情報を伝える?伝えない?

映画に行くことは決まったのですが、行く前に息子にこの映画のことをどう伝えようか、と考えました。通常なら、映画に行く前にYouTubeや映画の公式サイトで予告編を見て、ある程度の予備知識を得てから行きます。しかし、今回のこのジブリ映画は事前情報がありません。あえて、予備知識や前情報なしで観てほしい、というスタンスの映画です。

事前情報がないと、子供にどう伝えたらいいか迷うね

そうなんですよね。子どもは「何の映画?」って聞きますから

私自身は既に一度観ているので内容を知っていますが、せっかくなので、宮崎駿さんやジブリの思惑通り、息子にも何も知らない状態で観てほしいと思いました。

そこで、息子には世の中に出回っている情報だけを見せました。よく見かけるアオサギのイラストや、米津さんの主題歌の一部をYouTubeで聴かせました。しかし、息子はあまり興味を示しませんでした。アオサギのイラストを見ても何も感じない感じでした。

あのイラスト、よくわからないもんね

1回目に私が観たときのポストカードは見せたんですけどね。無関心な感じでした。

たしかに6歳児にとっては、宮崎駿の最新作と言っても「トトロ」などは見ていても、宮崎駿に特別な思い出があるわけではなく、彼が復活したことにも何も感じていないです。イラストを見せられても、それが印象に残らなければ、「ふーん」っていう感じです。まさに、そんな感じでした。

あ、ことばあそびで「君たちはどう生きるか、生きないか」「どうおなかを押すか、押さないか」とか変なことをずっと言っていました

映画館入場前をどう過ごすか

そんな状態でしたが、私たちは映画館に向かいます。車に乗り、2人で映画館までドライブです。映画館に行くこと自体は息子にとってワクワクする時間なのでしょう。楽しそうにしています。久々にパパと息子2人でのおでかけというのもテンションが上がる要素です。(ママは今日は仕事の関係でいけませんでした。本当はママが一番行きたかったんですけどね)

映画館には1時間ほど早く到着しました。チケットは既に前日に予約してあったので、発券機でチケットを受け取りました。その後、グッズのコーナーに行きました。そこには映画「君たちはどう生きるか」のポスターやらクリアファイルなど、アオサギのイラストがありました。でも、息子が特に興味を持った様子はありませんでした。

それよりも映画館フロアに流れる予告編に興味があったようです。ディズニーの「リトル・マーメイド」「ミッション・インポッシブル・デッドレコニング」などを一生懸命に見ていました。かなりの大音量だったんですけど、迫力あるミッション・インポッシブルのシーンを怖がることなく見ていました。「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」もずっと見続けていました。

そして、映画の上映が近づいてきたので、ドリンクとスナックを買いに行きました。息子は白ぶどうのドリンクを注文し、私はこの機会を逃さず、宮崎駿のキャンペーンのために提供されているブルーのフレーバーソーダを選びました。それに伴い、オリジナルのコースターが特典として付いてきました。

私がオリジナルコースターをもらったことを息子に伝えると、息子も何となく喜んでいましたが、でも、それほどアオサギのコースターに興味を持っているわけでもなさそうでした。さらに、息子はママがよく頼むナチョスを頼んでいました。ママの好きなものは息子の好きなものでもあるようです。

ナチョスって辛くないの?

息子は、この赤いディップソースをつけないで食べるんです

ナチョスせんべいだ…

そして、映画館の開演時間が来たので、私と息子は中に入りました。席に座ります。思った通り、2人だけが並べるので快適です。特に緊張感もなくリラックスして座って待ちました。すぐに予告編やコマーシャルが流れ始め、近所の店の広告や他の映画の予告編などが流れました。

最初は私たちが早く入場したので、映画館はほとんど空いていましたが、最終的には全体の半分くらいが埋まり、割と人が入っている印象でした。子供連れが多く、高齢者もたくさんいて、本当に多種多様な人々がいました。

映画中の息子:ここからネタバレ

※ここからネタバレです。事前情報なしで観たい方はご注意を。

映画が始まります。

まず最初に描かれたのは戦火のシーンでした。戦争による火災で母親を失うという、大人にとっても衝撃的なシーンです。息子にとっては怖いシーンだったのではないか、と思います。子供の場合、大きな音や動きがあるだけでも恐怖を感じることがありますから。

でも、予告編の大音響のミッションインポッシブルは大丈夫だったんでしょ?

そうなんですよね。だから何がこわいのか、平気なのか、よくわからないのですけど…

横を見ると、なんとなく怖いんだろうなと思わせるような振る舞い、体も姿勢が半身というか、スクリーンと正対しません。やや、こっちに傾いて座りながら、画面を観たり観なかったりしていました。

寝てもいい?

次に描かれたのは「新しい母親」が登場するシーンです。息子はこの部分についてはまったくおもしろくなさそうでした。新しい母親に反感があるとか、興味がないとかではなく、単純にシーンがつまらなさそうでした。

小声で「寝てもいい?」と私に尋ねました。どう答えようかな、とも思ったのですが、この後の彼の反応が見たかったので、「もう少しでおもしろくなるかもよ」と言って映画を見続けてもらうようにしました。

そして、屋敷に着くとアオサギがちょこちょこと現れて飛んできます。しかし、これも息子にとっては少し怖いシーンだったかもしれません。アオサギは私には最初美しく見えていましたが、息子にはそんな感じではなく、むしろ得体の知れない存在として少し怖い感じに映っていたようです。アオサギがちょこちょこと現れるシーンはしつこく感じられたかもしれません。

あと何分あるの?

その後、学校でのいじめや、自分で頭を傷つけるシーンなどがありますが、これも息子はあまり面白くなさそうでした。時折、私を見て「あと何分あるの?」と聞いてきました。それに対し私は適当に「あと1時間30分ぐらいかな」とか「あと1時間20分かな」と答えていました。

息子さん、おもしろくなさそう

息子がこういう質問をするときは、遠慮しつつも「おもしろくないからもう出たい」という意思表示です。湯婆婆(ゆばあば)みたいなおばあさんがいっぱいいても、息子はとくに何も感じていないようでした。(もっとも、湯婆婆を知りませんし)

さらに映画は進み、また、アオサギが現れ、その後、舞台が隣の塔に移ります。塔に入ってからは、世界観が一変し、宮崎駿独特の壮大なファンタジーが描かれましたが、それでも息子は楽しそうには見えませんでした。現れたアオサギが飛んだり、変化?したりします。

弓矢で戦ったり、話をしたり、主人公を手助けしたり、アクの強いふしぎなキャラクターですよね。不気味なのか、コミカルなのか、でも、息子の反応はそこまで強くなかったように見えました。こちらを見て、また「あと何分?」と聞いてきました。その後も舞台はどんどんと変わっていきます。

たくさんの鳥:アオサギ、インコ、ペリカン

考えてみれば、この映画にはたくさんの鳥が出てくるんですよね。アオサギから始まり、その後、インコやペリカン…さまざまな鳥が登場します。でも、息子はこれらの動物にはそれほど興味を持っていなさそうでした。物語は、さらにさまざまなキャラクターが登場しながら進んでいきますが、息子が特に好きなキャラクターはいないようでした。

鳥がいっぱいって楽しそうなのに…

うーん、大人でもあまり楽しくはないかも…

そういう映画なのね…

息子は映画を見ている間、少し退屈そうにしたり、時折「あと何分?」と聞いたりしていましたが、それは恐怖心からではなく、ただ単につまらなかったんだと思います。大人は何か想像したり、メッセージを探したり、感慨に浸ろうとするのかもしれませんが…。息子はただ、つまらなそうでした。

少年は成長するが…

物語は多くの場面転換を経てクライマックスに向かいます。大人なら少し思索するような哲学的なシーンやメッセージが込められた場面も多いのですが、息子はただ見ているだけのようでした。そして最終的に、さまざまな展開を経て、主人公がこの世界に戻ってきます。

エンディングですね

異なる時間や世界を経験し、そこから戻ってきた主人公は、明らかにその時空に行く前よりも成長した姿を見せ、家族との関係も変わります。新しい母親を受け入れ、様々な挑戦を経験し、成長した彼を見せます。大人なら「主人公が少年から大人へと成長したのかな」と思うかもしれません。しかし、子供にとっては、それはあまり重要ではなく、「たくさんの鳥があちらの世界からこっちに来た」という印象が強いのかもしれません。

たくさんの鳥の方が気になるのね

そして映画はあっけないほどにスパッと終わり、エンドロールが始まります。今回のエンドロールは文字が並んでいるだけで、息子にとっては特に面白いものではなかったようです。大人はエンドロールを見て、声の出演者や関わっている人々のクレジットから、いろいろと考えたり、驚いたりもできますが、息子にはそういう知識もなく、エンドロールも退屈な時間のようです

映画後に感想を…

映画が終わった後、2人で食事をしました。息子の好物のカレーを食べに行きましたが、道中も、お店でも映画の話は出てきませんでした。他の話はいっぱい楽しそうにしていましたけどね。

何もしゃべらないのも気になるなぁ…

その日の夕方。ママと落ち合って3人で夕食を食べに行きました。そこでママから「映画、どうだった?」と聞かれたのですが、あまり話そうとはしません。ひょっとして、息子なりに気を使っているのかな、と思って私の方から「おもしろくなかった?」とわざと否定形で笑顔で聞いてみました。

そうすると、息子はやっと「おもしろくなかった」と言いました。そうだろうなぁ。おもしろそうには見えなかったもん。でも、彼なりに「おもしろくなかった」って言ったらいけないような…パパに気を使ってくれていたのかもしれません。

次の日にこんなことが

ところが、次の日におもしろいことがありました。息子は朝から何かを紙に一生懸命書いていました。それがこれです。サギやインコの漢字を調べてこんなふうに書いていました。おもしろくなかった映画だけど、鳥がいっぱい出てきたので、その鳥の漢字を書こうとしていたようです。(息子、今、いろいろと漢字を調べては書くのが楽しいみたいです)鷺(さぎ)と鸚哥(いんこ)です。

すごい字を書くのね…こわっ…

そして、YouTubeを観ていて、たまたま出てきた米津玄師さんの新曲の動画(「地球儀」)を見て、「あ!」と反応していました。

まとめ

これが6歳の息子のいつわらざる反応でした。もちろん、あくまで息子の反応です。いろいろな子供たちがいるので、いろいろな反応、感想があると思います。

もし友人ママに「子どもを連れて行っても大丈夫かな?」って聞かれたら、どう答えます?

「だいじょうぶだとは思うけど、ときどき大きな音とか、出てくるキャラに戸惑ったり、怖がったりするかも。全体としては『おもしろくない』かな。また、どうだったか聞かせてね」って言おうかな…

歯切れ、わるっ!

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