マルコポロリ！関東芸人恐々番組・見逃し禁止！人気なぜ？

全国的な注目の理由

『マルコポロリ！』は、関西ローカルで放送されているお笑いバラエティ番組です。その特色は、司会者である東野幸治の魅力に大きく依存しています。

「謎企画」「期待せずにご覧ください」「誰も観てなさそうなので」

…そんなとんでもないテロップの踊る関西バラエティです。

彼のユニークなユーモアセンスとゲストとのコミュニケーション能力により、番組は全国的な注目を浴びています。

私としては、東野幸治の自然体の姿勢と、彼の持つ「誰にも期待せず」「ただ楽しんで帰るだけ」といった大阪バージョンの笑いのセンスが、密かに多くの人々に受け入れられている理由と考えています。

別人格！？　西の東野幸治は毒だらけ！

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東野幸治は、東京ではそんなに暴れません。

テレビ局に与えられた役割を器用にこなしているように見えます。関西の視聴者からすると知的にすら見えます。

一方で西の東野幸治はステレオタイプ的に言えば「毒舌」ですが、本当はそんな言葉では甘いです。

私は、東野幸治の最大の特徴は「ウソのなさ」であると考えています。「興味のなさ」「あきらめ」かもしれません。番組内での彼のコメントや態度は時に辛辣です。

お笑い芸人がツッコミやギャグをやっても「出た！絶妙におもんないツッコミ！」「どうした？」と聞き、さらに話を聴いていく、約束事のない番組進行。

彼のユーモアは鋭いですが、その裏には「人に期待せず、距離を置くからこそ、出てくる温かさ、やさしさ（のように見える雰囲気）があると感じられます。

サツマカワRPGに、こんな笑いを広めちゃいけない、と言われたときの返しが、本音丸出しです。

…という、とんでもない姿勢で毎回やっているお笑い番組です。

それでも、放送回数が800回を超え、全国的にファンがいるこの番組人気について東野幸治は「おもしろいんやろな、この番組は」と、にやけています。

全国の芸人たちとの関係性

関西の番組であるにも関わらず、全国の芸人がゲストとして出演しています。その理由として、西の東野幸治との共演を経験したい、新たな挑戦をしたいという意欲があると考えられます。

鬼越トマホークのように、西の東野幸治を信奉する芸人。アルコ＆ピース平子のように、『マルコポロリ！』を「本場へようこそ」と言う芸人。永野のように、番組レギュラーのほんこんを「親父」メッセンジャーあいはらを「お兄ちゃん」と慕う芸人もいます。

ただし、ほとんどの芸人が、この番組を恐れ、怖がっています。「失敗」「やけど」「楽屋で涙」して帰ることも多いからです。

そういう面でも、東野幸治の存在が、多くの芸人にとって新しい可能性や刺激をもたらす存在であると思います。

マルコポロリ！が原因で解散した「コマンダンテ」

マルコポロリ！制作の裏側

台本の作成過程

台本作成は、キャスティングが決まった後に行われます。ゲストとの打ち合わせ時間は約1時間。ゲストのエピソードを聞き出し、その情報を元に台本を作成。しかし、この台本がクセモノで、台本はあくまで「参考資料」です。東野さんが最終的に興味を持つポイントを拾ってもらうことを期待しています。台本は約20ページの分量がありますが、必ずしもそれに従う必要はなく、むしろ放送の生の感じを大事にしています

番組の位置づけ

パンサー・向井さんのコメントによれば、『さんまのお笑い向上委員会』は「総合格闘技」、対照的に『マルコポロリ！』は「地下格闘技」という位置づけがされています。

収録中の緊張感は非常に高く、その中で生まれるおもしろさやキラーフレーズが番組の魅力となっています。

X（旧ツイッター）「この番組は狂ってる」

番組の特色として、関西弁のキツさやゲストとの真剣勝負が挙げられます。

一方で、ツイッター上では関西以外の視聴者からは「この番組は狂っている」という感想も見受けられます。

放送回によっても違いますが、たしかに約束事を守らず、台本を無視し、進む流れは尋常ではないです。

『マルコポロリ！』の「コアターゲット」

『マルコポロリ！』の場合、番組内容や出演者から考えると、一般的には中高年層を中心とした広い範囲の視聴者がターゲットとなるでしょう。しかし、この番組は「高齢化バラエティ」と自認しているようです。

これは、出演者が高齢であることを売りとして、それに合わせたユーモアやエンターテインメントを提供していることを意味します。

しかし、その一方で「芯からの笑いを欲する人」がコアターゲットであるとも言及されています。これは、年齢や性別などの属性よりも、深いユーモアや独特の笑いを求める人々をターゲットとしていることを示しています。

今後の目標としては、番組の色を守りながら、長く続けていくことが挙げられています。関西以外の地域の視聴者にも支持されるようになった今、その特色を維持しながら多くの人々に楽しんでもらうことが目標としています。

付録：放送内容（最新回より800回まで降順記載：増量中）　

2006年の放送開始以来、この番組は多くの変化を経てきました。初期はロケ中心の番組でしたが、現在はスタジオトークが主体。

登場するゲストも、おそらくキー局の基準から言ったら、とんでもないゲストばかりを複数で呼びます。特集やテーマも独特です。

それでは、どんな放送なのか、列挙します

放送テーマ・内容（最新回より800回まで降順記載｜日々増量更新中）