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VIVANTノゴーンベキ役所広司・全セリフ記録!黒テント考察

VIVANT

緑の魔術師・テントリーダー・ベキ!乃木憂助の父・乃木卓の黒い謎。彼の言葉から人物像を考察!悲しいことばかり起こるなこの大地は…

役所広司さん演じるノゴーン・ベキの人物像考察です

役所さんも、ノゴーン・ベキも、大御所感あるよね…

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この記事でわかること

  • 役所広司は千代田区役所出身。1月1日生まれ。
  • 哀しみと思いやり、信念と葛藤のリーダーである。
  • VIVANTは家族の物語
  • ノゴーン・ベキ全話全セリフ記録

役所広司プロフィール

まずは簡単に役所広司さんのプロフィールです

本名 橋本 広司(はしもと こうじ)
芸名役所 広司(やくしょ こうじ)
芸名の由来仲代達矢の主演舞台「どん底」に感動。仲代主宰の無名塾(俳優養成所)で学ぶ。その後、前職が役所勤め(千代田区役所)だったこと、役どころが広くなることを願って仲代が命名した。
生年月日 1956年1月1日(やぎ座)
出生地日本・長崎県諫早市
身長179 cm
血液型AB型
職業俳優・ナレーター・声優
ジャンル映画・テレビドラマ・舞台・CM・ドキュメンタリー・ナレーション
活動期間1978年-
配偶者河津左衛子(1982年 – )
有名な家族橋本一郎(長男)
所属ワイ・ケイ事務所

役所で働いてたんだ。それに誕生日が元日なのね

ノゴーン・ベキ全話全セリフ記録

第1話~第7話

では、さっそくノゴーン・ベキの全話全セリフを

少ないセリフですが、ものすごく多くのことが読み取れます

このセリフ、福澤克雄さんが書いてるのよね、すごいなぁ

【第1話】<バルカの草原で二宮和也と>
ジャミーンは?
また
1人にさせてしまったな
退院後は我々で面倒をみる
悲しいことばかり
起こるな
この大地は
第1話のセリフからノゴーン・ベキの人柄を考察
彼は非常に複雑で層の厚いキャラクターを持っている可能性があります。
「ジャミーンは?」というセリフから、彼が何かを指示や確認する姿勢を持っていることがわかります。彼は自分の関わる状況や人の安全を気にかけていることが伺えます。ジャミーンが彼と関係がある、というのは重要な意味を持っています。
「1人にさせてしまったな」という言葉は、彼が何かの責任を感じていることを示している可能性があります。これは、彼の下で起こった出来事や事故に対しての罪悪感を示すものと考えられます。
「退院後は我々で面倒をみる」という言葉から、ノゴーン・ベキがジャミーンに深い関心を持っていることがわかります。これは彼が自身の役職としてだけでなく、家族のように仲間を思って行動する人物であることを示しています。
「悲しいことばかり起こるな」という言葉は、彼が自身の周りで起こる出来事に深く感じる人物であり、人生や運命に対する独自の哲学や考えを持っていることを示唆しています。彼は物事の本質や意味を深く考えるタイプの人物である可能性が高いです。
「この大地は」という言葉から、彼がこの土地や出身地に強い繋がりを感じていることが伺えます。彼の背景や過去、そして彼がどのようにしてテログループのリーダーとなったのかに関連する情報が、この土地との関係性を通じて明らかになるかもしれません。
【第2話】※ノゴーン・ベキの会話シーンはなし。
【第3話】※ノゴーン・ベキの会話シーンはなし。
【第4話】※ノゴーン・ベキの会話シーンはなし。
※第5話~はこの記事の下につづく

こんな短いセリフで、こんなにいっぱいわかる?

あくまでも私の考えです。こういうの、あれこれ考えるの、好きなんですよね

【第5話】
<テントの集会で>
ああ
始めよう
第5話のセリフからノゴーン・ベキの人柄を考察
これらの短い言葉だけでノゴーン・ベキというキャラクターを完全に捉えるのは挑戦的ですが、第5話までのストーリーやこの集会シーンが言語・非言語共に本当に大きなメッセージを示します。考えられる彼の性格や背景を探るために考察を楽しんでみましょう。
「テントの集会」という場面の言葉であることから、ノゴーン・ベキは集会や会議のような場面での主導的な役割を持っていることがわかります。彼が自ら「始めよう」と宣言することから、彼のリーダーシップや権威が伺えます。彼の言葉一つで集会が始まることを示しているのかもしれません。
「ああ」という一言は、彼が落ち着いており、状況を理解していることを示唆しています。集会の前や重要な決定を前にしても、彼は冷静に判断し、動じない強さを持っているのかもしれません。
ノゴーン・ベキの言葉は非常にシンプルで感情が少ないように見えますが、逆に彼の決意や情熱が込められているとも考えられます。集会が彼にとって重要な場であること、そして集会を通じて何かを達成したいという意志を感じることもできます。
彼は必要なことを必要な時に、余計な言葉を使わずに伝える姿勢を持っているのかもしれません。彼のコミュニケーションのスキルや、集会の中での彼の役割と関係性について、今後のエピソードでさらに詳細が明らかになることを期待できます。
【第6話】
<テントの集会で>(第5話のつづき)
受け取ってくれ
我々の資金が何のために世界から集められているのかどうして理解できない?私腹を肥やすなど言語道断だ!
君たちを信頼していいんだな?
第6話のセリフからノゴーン・ベキの人柄を考察
ベキは自らの信念や目的に忠実であり、他人がその信念を裏切ることに強く反感を抱く性格であることがわかります。
ギリアムへの行動や「言語道断だ!」という強い言葉から、ベキは厳格な価値観や原則を持っており、それを破ることに対しては厳しい制裁を下すタイプの人物であることが伺えます。
「君たちを信頼していいんだな?」という問いかけは、彼がリーダー的存在であり、その下にいる人々に対して忠誠、信頼を求めていることを示しています。
「君たちを信頼していいんだな?」という言葉から、彼は仲間や部下に対して期待と信頼を寄せたい、寄せようとしているようです。しかし、人を信じることへの葛藤や違和感、疑念も感じられます。
【第7話】
見つかったか
オユンたちか?
公安ではないな。
別班?
ここを引き払う
ノコル、くれぐれも気をつけてな。別班が察知しているかもしれない
そうか
第7話のセリフからノゴーン・ベキの人柄を考察
「公安ではないな」「ここを引き払う」「くれぐれも気をつけてな。別班が察知しているかもしれない」といった言葉から、ノゴーン・ベキは周りの状況や他者の動きに対して非常に警戒していることが伺えます。
状況を冷静に判断しているように感じます。また、「そうか」という簡潔な返答も彼の冷静な性格を示しているかもしれません。
「くれぐれも気をつけてな」という言葉から、彼が仲間(息子?)の安全を心配していることが分かります。これは彼が責任感、そして愛情のある人物である可能性を示しています。
第8話はこの下に掲載します。

第8話

<テントの牢屋で>
どっちだ?
隣に入れろ
やれ
本当に裏切ったなら私の目の前で殺せ
もういい
我が組織の役に立てると言ったそうだな
ならば教えてくれ
ヴォスタニアとの会合なぜ知っていた?
<アジトの部屋で>
つらかったろう、アリは
わかった
バトラカにアリのもとへ行ってもらう
アリには自由の身だと言う
家族3人犠牲にされてもアリは私を守った
ノコルと2人にしてくれ
なぜ銃をかえた?
だから、一発だけ入れておいたのか
私が銃を渡し、もう一人の殺害を指示するとお前は予想していたのか?
<妻と息子の写真を見ながら>
やつが憂助?
いや…
憂助は死んだはずだ
<乃木の取り調べ:別室から>
そのあと、どうした?
それは記憶喪失ということか?
それからどうやって日本へ?
そうか
<アジトの部屋で>
これは乃木家の守り刀、代々受け継ぐものだ
そうだ
これは本物だ
あれを作った刀鍛冶がこれも作っている
<DNA鑑定検査後:牢屋で>
息子でなかったら殺して構わない、そう言ったな
よく…よく、生きていた
<モンゴルの大地で>
明美、憂助が生きてた、生きてたんだ、憂助が…
<アジトの部屋で>
仲間を裏切り、殺し、ここに来た、いくら息子だといえ…
だが、ここ半年が勝負時だ、他に代えがたい能力ならば利用する
<児童養護施設で>
米はどのぐらい必要だ
わかった、次回の分から配給を増やす
秤を持ってこい
言いがかりかどうか、すべてがはっきりする
誤差はどのくらいだ?
そうか…
<憂助の部屋で>
今日からここがお前の部屋だ
お前が生まれたのは1981年1月25日、今年で42歳、ノコルより7歳年上だ。ノコルは血のつながりはないが、れっきとした私の息子だ。お前達は兄弟、憂助が長男、ノコルが次男だ、ノコル、お前の会社で兄を働かせなさい、兄弟で力を合わせていくんだ
うん
お前の力を見せてくれ、憂助!
第8話のセリフからノゴーン・ベキの人柄を考察
「私の目の前で殺せ」という言葉は、その厳格さと冷酷さを表しています。また、こう迫ることで乃木の正体、本性がわかる、と考えており知的でもあります。
行動や言葉の節々から、家族を深く愛していることが伝わります。特に失ったと思っていた息子が生きていることを知った際の感情の爆発は、彼の内なる愛情、長年の思い、よみがえる記憶の強さ、感受性を示しています。
ベキは家族である息子であっても、組織の利益や目的のためにその能力を利用しようとしています。この言葉をそのままにとれば冷酷で客観的ともいえます。一方で、こう言いつつ、本当は違うことを考えているようにも思います。乃木を組織のナンバー2として迎え入れる体制をつくっているのかもしれません。あるいは、そうすることで組織内の人間を観察しようとしているのかも。
「誤差はどのくらいだ」「そうか」…実はこの言葉以外にも多々、気になるものがあります。ノゴーン・ベキはすでにあることを確認しているのでは。あるいは今のベキの姿も周囲を欺いている多面性があるのかもしれません。
第9話は以下に続く

第9話

【第9話】※若きノゴーンベキ=乃木卓・林遣都のセリフはこちら別ページにまとめました
<バトラカから報告を受けて>
うん
<夕食の席で>
座れ
おお、お赤飯か
おお、ありがとう
はあ~
うまい
バルカに来て40年、つくづく私も日本人だな
私の知る日本は友人、隣人を大切にし、助け合いの心を持つ慈しみ深い国だった。
ほら、お前たちも食べなさい
ノコルも
明日、遠出をしないか、このお赤飯をおにぎりにして持っていこう
<遠出の先で>
憂助
我々がどうしてバルカ北西部一帯の土地を買い占めているのか、疑問に思ってるんだろう?
3年前、このあたり一帯で大きな地震があってな、地盤が割れて、あの裂け目ができた
そうだ、採掘すれば世界中の企業がこぞって手をあげる。莫大な利益は何十年と続き、利益は半永久的に孤児達や貧しい人々に分配されていく
あと少しなんだ
もうすぐ全てが動き出す
<乃木の資金収集計画>
説明してくれ
どれほどの金が動かせる?
証券会社の信用が必要になるだろ
憂助、契約は1週間後だ、それまでにできるか?
保証金を用意させよう
血を流さずに金が入るなら言うことはない。別班の機密情報はどこにある?
<通信塔ゲルの様子を別室で見ながら>
ストップ安だ
はあー
<食卓で>
これでフローライトの採掘が動き出す、改めて礼を言う
まだまだやらなければならないことはある。これからも兄弟で力を合わせてやっていくんだ、頼んだぞ
何?
何が不満だ?
うーん
そうだな、ノコルにも私と出会った時のことは話してなかったな
いいだろう
互いを知るのにいい機会だ
えーっと…私のことはどこまで知ってる?
生まれ故郷の奥出雲のことは?
そうか
奥出雲は古来から米作りと、たたらで栄えた地域だ
うん、まあ、たたらというのは、簡単に言えば砂鉄と木炭を炉に入れて空気を流し込み、砂鉄を溶かして鉄を作る方法だ。奥出雲の山々は上質な砂鉄が豊富でな、その場所の砂鉄を採り終わると今度はそこに棚田を作って稲作を行う。いわば、たたらと稲作が連動して発展していったんだ。特にたたら製鉄の中でも、玉鋼と呼ばれる上質の鋼の製造が盛んだった
そのとおりだ、私が生まれた家は、たたら製鉄の御三家のひとつだった
兄が15代当主としてあとを継いでる。私は次男、家を継ぐことはできない。だから、その分、勉強に励むように言われてな、当時、田舎の名誉職といえば、役所に勤めるか、警察官になるかだった。だから、必死に勉強して東大に入り、警察官になった。警察に張ってしばらくして、お前の母親、明美と出会った。そして、すぐに結婚の約束をした。両家の家族に見守られて出雲大社で式を挙げた。あの時は未来への希望に満ちあふれていた。偶然というべきか、運命のいたずらか、息子のお前が日本の裏の諜報部隊に所属していたように、父親の私は日本の表の諜報部隊、公安部外事課に配属された
そうだ
武装勢力の内部まで調査する必要があった。外交官では目立ちすぎる
公安は秘密裏に任務を遂行する特性上、任務の実態を公安内部でも共有しないことが通例だ。だから、私のバルカでの任務は指揮官以外、知ることはなかった。
いや、バルカに行くと決めた時、明美にはその話をした。危険を伴う任務だと承知の上で、明美は私についてきてくれた。明美の支えもあって表向きは農業使節団の技術者として荒れ地を畑にする事業にいそしんだ。
少しずつ作物が根付き、2年がたった頃、緑が一面に広がるまでになった。
その頃だ、憂助が生まれたのは
明美は笑顔を絶やさない優しい女性だった。だが、私はお前と明美を守ってやれなかった。憂助が3歳になったころ、イスラム武装組織の動きが活発化しているとの情報を入手した私は、ひそかにスパイ活動をしていた。だが、それを知るのが遅かった。その頃、すでに民族間の均衡は崩れ、争いはバルカ全土に拡大していた。武装化した組織が各地の村を支配するようになっていた。そして、その手は
逃げるしかなかった。すぐに弘安の仲間に連絡をした。ヘリを飛ばすから指定された場所で待つように言われ、私たちはそこへ向かった。それが、お前の記憶に残っているものだろう。
見捨てられたんだ。仲間は私たちを救出しようと飛行許可証を偽装までして助けに来てくれた。しかし、あとで知ったが、指揮官の命令で引き返すよう指示があったそうだ。
あの時のお前の姿を私も鮮明に覚えている
拷問は一か月もの間続いた。私は明美にはもう私が公安のスパイであることを話してもいいと伝えた。そうすれば彼女だけでも助かる。しかし、明美は
はあっ
治療を受け、食事を恵んでもらい、私は生き延びた。バトラカは私の恩人だ。はあっ
捜したんだ、明美との約束を守るため、お前を捜し続けた
ありとあらゆる人間に日本人の子供を知らないかと尋ね歩いた
憂助はどこかで生きてる。私と明美が迎えに来るのを待ってる。そう信じ続け、何年も
だが、探し続けて4年、
亡くなったのは6歳ぐらいの男の子、4年ほど前に買われて、奴隷をさせられていた。ミラバは家があった村の方角だった。
妻を失い、息子まで失った。もう何も考えられなくなっていた。だが
ノコルを初めてこの手に抱き上げた時、小さくて温かい憂助の姿が重なった。明美は子供が好きだった。妻も息子も守れなかった私に「生きて、この子を育てろ」そう言われているようだった。この子を命に代えても守る。そう誓い、ノコルの父親になった
ジャミーンは病院で姿を消したが、もしかして、お前が?
そうか、そうか、日本に…よかった
ああ、あいつが大人になるまでノコルと兄弟のように私が育てた。そのあと結婚してテントには参加しなかったが、そのときからの付き合いだ
フフッ、憂助、お前が看病を受けたあのアディエルの家は、お前が生まれた場所だ
ああ
アディエルのような孤児はたくさんいた。子供達には腹いっぱいに飯が食える場所が必要だった。金を稼いで孤児院をつくると決めた。子供たちの未来を守る。それが私の使命と感じた
そうだ
日本ではキャンプするときにテントを張るだろう。そのテントの下には家族や仲間が集まる。大切な人たちが集まる場所。そんなところにしたかった
最終標的 日本?
かつて公安を恨んでいたことは確かだ。潜入を指示しておきながら邪魔になった途端、いとも簡単に私は切り捨てられた。そのせいで妻は命を落とした。その時、日本に激しい怒りを持った。それがどこかで広まり、話が大きくなってしまったんだろう。ハッ、私はノコルに出会い、孤児たちのために生きると誓った。この地で必死に生きていくうちに、日本への恨みなどなくなった。
私が祖国を狙うわけがない。ハッ…。
<牢屋で>
憂助…
私に会うために、ここに来た。そう言ったな?
あれはお前の本心だろう?私もお前に会えてよかった。だが、お前は別班の潜入任務としてやってきた。そうなんだな? 
我が息子、憂助…もうウソはやめてくれ
我らを欺き、別班としてここに来た!そうだな?
憂助!
そうか
第9話のセリフからノゴーン・ベキの人柄を考察
夕食の席での言葉から、彼は食事を共にする人たちを気遣っていることが伺えます。特に「お前たちも食べなさい」や「ノコルも」の部分から、彼が食事の場を大切にして、参加者全員に気を使っているのがわかります。
彼はバルカ北西部の土地を買い占める大きなプロジェクトを進めており、それによって得られる利益を孤児や貧しい人々に分配するというビジョンを持っています。これは彼が社会的な責任感を持っており、成功をただの利益追求だけでなく、より大きな目的のために活用しようとしていることを示しています。
家族の歴史や背景に対する深い知識と尊敬の念は、彼が語る言葉の中に明確に現れています。自身のルーツや家族の過去を誇りに思い、それを大切にする姿勢が見受けられます。
家族、特に妻・明美や息子・憂助に対する深い愛情や思いやりは、彼の言葉や行動から随所に伺えます。家族との絆や関係を非常に大切にしていることが感じられます。
バルカでの活動や農業への取り組みを通じて、ノゴーン・ベキは自らの選択や行動に対して非常に誠実で、真摯に取り組む性格を持っていることが伺えます。
日本の伝統や文化を背景に持ちながら、バルカでの生活や事業を円滑に進めるノゴーン・ベキの姿から、異なる環境や文化への適応能力の高さを感じることができます。
絶え間ない笑顔を浮かべる優しい女性・明美さんに、ノゴーン・ベキは深い愛情を抱いていたことが伺えます。しかし、彼女や息子・憂助くんを守ることができなかったという事実から、彼の中には深い罪悪感や悔恨の感情があります。
密かにスパイ活動をしていたことは、ノゴーン・ベキの心に重い負担として存在しています。彼は正義感からその活動を選んだのかもしれませんが、その選択が家族を危険にさらしてしまったことに、深い後悔や孤独を感じていることでしょう。
ノコルとの出会いは、彼にとって新たな生命の光となりました。彼の心の中には、明美さんや憂助くんとの約束や想いが色濃く残っています。その想いをノコルに重ね合わせ、彼に新たな家族としての愛情を注ぐことで、ノゴーン・ベキ自身の心の傷も癒しているのかもしれません。
「かつて公安を恨んでいたことは確かだ」という言葉は深いです。公安の指示のもと潜入していたにも関わらず、簡単に切り捨てられ、妻を失った痛みは彼の中で計り知れない怒りとして溜まっていたのでしょう。その怒りは、祖国である日本に向けられるほど強烈でした。本当にその恨みは消えたのでしょうか。
牢屋でのやりとりから、息子・憂助との関係が非常に複雑であることが分かります。ノゴーン・ベキは憂助と再会を果たすものの、彼が別の意図でここにいることを察知しています。それでも、彼は「私もお前に会えてよかった」と、息子に対する愛情を隠さずに表現しています。しかし、「我が息子、憂助…もうウソはやめてくれ」との言葉から、彼の心の中には憂助に対する不信感や疑念も存在しているようです。あるいは最初から疑いはありつつも信じたい、という気持ちが強かったのかもしれません。

第10話最終回NEW

<牢屋で>
ほどいてあげなさい
全て承知のうえでここまで生かしておいた
あの時、お前は銃の重さ、わかっていたんだろう?
<回想>
やれ
<牢屋で>
ああ
バトラカに憂助に撃たれた4人の別班の消息を調べさせた
もし簡単に仲間を裏切るような人間ならば息子であろうが軽蔑に値する。しかし、別班の仲間を殺してはいなかった。お前は我々テントに任務で潜入するため、味方までもあざむいた。
私を殺すつもりだったのか?
その作戦を知っているのは櫻井だけか?
野崎?
黒須はどんなひどい目に遭わされても仲間のために決して口を割らなかった。お前は死を覚悟してここにやってきた。日本を守るため常に任務を全うする。だから、お前たちは生かす価値があると思った。
息子に命を奪われるなら本望だ
どうだ? 憂助
政府側にフローライトの情報を流した者がいる。おそらく次の手に出てくるはずだ
黒須、君はこの事業に必要な知識を多く持っている。この国の未来のためにお前たちの力を貸してくれ
頼む
<ゲルにて>
決して小さな額ではないが、予想以上の歩み寄りだな
だが…
<内通者が見つかって>
ゴビ、やめなさい。こちらの動きに向こうが気づく。そうなれば政府は別の強硬手段に出てくる
これ以上、情報がもれないように監視を続けながら調印を行う
加えて、こちらからも政府に条件を突きつける
フローライトはバルカに莫大な利益をもたらず。その利益は全ての国民に正しく分配されなければならない。ノコルが目を光らせる
<調印式前にゲルにて>
感情的になるな
ノコル、頭を上げなさい。お前だけが苦しむ必要はない。私たちも皆、騙された
立て!これからはお前がこの国を引っ張っていくんだ
野崎だな?
はぁ…血で汚れた手だ、何人もの人をこの手で殺し、数えきれないほどの罪を犯した。私の望みはフローライトを軌道に乗せ、テントを解体すること
あぁ…ようやく、罪を償うときが来た
はぁ、憂助
連れてこい
<野崎と>
懐かしい響きだ
どうぞ
本当に日本を動かせるんですね?
公安の力は誰よりも知っている。だが、テントが行ってきたすべての犯罪行為は私がすべて指示をした。バトラカは軍事協力、ピヨは交渉役、ノコルは何も手を汚していない。これから彼はこの国を変えていく使命がある。あなたに身を委ねるのは私、バトラカ、ピヨ、この3名です。
約束する
<調印式会場で>
また血を流すつもりか!?
大臣、あの紛争からもう19年だ、4つの民族が対立しあったあの紛争でこの国は一体何を手にした?我々は嫌というほど経験してきたはずだ、殺し合い、憎しみ合い、数えきれないほどの大事なものを失った…争いは何ひとつ生まないと誰もが気づかされた。だが、紛争の後、お前たちは苦しむ民に手を差し伸べなかった。そればかりか、金を持つものだけを優遇し、さらに金を求め続けた。人間の欲望にはキリがない。愚かな生き物だ。今や世界中がそうだ、誰もが自分のことばかりを考え、持つ者と持たざる者の間に大きな分断が生まれた。日本もそうだ。だが、日本では古くからありとあらゆるものに神は宿っていると考えられてきた。神はひとつではない、という考えがあることで、相手の宗教にも理解を示し、違いを超えて結婚もする。日本には考えの違う相手を尊重する美徳がある。これからバルカは宗教、民族の違いを争いの火種には二度としない。国の富を公平に分け、お互いの宗教、民族を尊重する国になっていく。そんなことは不可能だと人は言うだろう。だが、決してあきらめない。我々の小さな一歩は子供たちへ、さらに次の世代へと受け継がれていく。相手を敬い、分かち合うことのすばらしさをこの国に根付かせる。それは、いずれ、この国の文化となり、歴史となっていくんだ。この小さな一歩は新しいバルカを築くための偉大な一歩となる!私はそのために今までやってきたんだ
<数か月前>
ダメだ、今回の処分はいずれ我々を救うことになる、私を信じろ
<テント解体>
今までありがとう!
さらばだ!
<ベキ、逃亡>
世話になった
君は、これからどうする?
この先の幸運を祈る
<上原上官宅で>
上原上官!
何とか、家族を殺されても
安心してください。ご家族に危害は加えません。しかし、あなたはそうはいかない
よく、ここがわかったな
違う、国際問題というのは表向きの理由だ。大使館が動いたとなれば警視庁上層部に情報が入る。独断で指示した任務が失敗したとなれば自分の首が危ない。そうだろ?すべては国のためと思い、私はあなたに従い、任務に従順だった。だが、お前は自分のキャリアのため、いつも簡単に、私たち家族を見捨てた。お前のせいで妻は拷問の末に無残な死を遂げ、息子は人身売買に出された。憂助、この男が許せるのか!?
違う
これが、お母さんの最後の願いだ
お前の言うとおりだ。私は復讐心に侵された人間が、どんな末路をたどったか嫌というほど見てきた。だがな、憂助、私の大事な家族を壊された!この憎悪は、私の中から消えることはない!
お母さんの最後の願いをかなえる。お母さんもそれを待っている
撃てるものか、お前は私の息子だ
よくやった
憂助、お前は私の誇りだ
<ノコルと乃木の電話中の回想>
憂助は必ず私を追ってくる
私を殺さなければならない立場だ
そんな顔、するな
任務のため、大義のため、父親の命より国を守ることを優先する。憂助が私を殺すなら日本もまだまだ、見どころがあるというものだ
憂助に止められるなら、明美も許してくれるだろう
第10話最終回のセリフからノゴーン・ベキの人柄を考察
家族への強い絆が感じられます。ベキは家族を何よりも大切にしています。特に息子の憂助との関係は彼の中で非常に重要な位置を占めています。彼は憂助が自分を殺そうとしているのを知りつつも、彼との再会を心から喜び、その深い愛情を感じさせます。また、妻・明美との関係も彼の心の中で特別なものとして存在しています。彼女の死に対する深い悔いや悲しみ、それと同時に彼女と過ごした日々の思い出も彼の言動から伺えます。ベキの家族に対する愛は彼の行動の原動力ともなっており、その深さと熱さは強く伝わってきます。
ベキはテントのリーダーとして、組織のために多くの努力をしてきました。彼の献身的な態度は組織の成功だけでなく、メンバーへの強い信頼と絆にも繋がっています。しかし、その中で彼の真の目的、フローライトの事業を成功させてテントを解体するという意志は固く、彼の行動の裏には常にこの大きな目標があることが感じられます。
ベキはバルカ共和国の未来を真剣に考えています。彼は民族や宗教の対立を乗り越え、平和な国を実現することを夢見ています。彼の語りの中で、歴史や文化の中での争いの無意味さや和平の重要性を熱心に語り、その中には彼自身の経験や宗教哲学が織り込まれています。ベキの言葉からは、ただのリーダーや戦士としてではなく、一人の人間としての彼の思いや願いが伝わってきます。
ベキは自らの行動や選択に非常に強い責任感を持っています。彼はテントが行ってきた犯罪行為に対する彼自身の関与や指示についてはっきりと認識し、その責任を逃れようとはしていません。彼の中には、テントとして行ってきた行為に対する罪悪感や反省の気持ちも感じられ、その中での正義とは何か、責任とは何かということを深く考えていることが伺えます。
ベキの中には家族を失った痛みや憎悪が強く存在しています。しかし、それと同時に家族、特に憂助や明美への愛情と、それぞれの思いを受けとめ、それをどう融合させようか迷いと願い、そして、努力も感じられます。明美の最後の願いや憂助との関係を通じて、彼の心の中の葛藤や感情の複雑さが鮮明に描かれています。彼の復讐の感情と和解の願いとの間の葛藤は、彼の人間らしさや心の深さを強く感じさせます。

ノゴーン・ベキに関する考察

ノゴーン・ベキ、実名を乃木卓という彼は、テログループのリーダーであり、乃木憂助の父であることが明らかになりました。また、彼のそばには「お父さん」と呼ぶ別の男(二宮和也)が存在します。(※テントの幹部でGFL社社長のアリは「この方こそわが父、偉大なる指導者」と言っていました)これらの情報を基に、彼らの背景や目的、関係性について考察していきます。

家族の絆と葛藤

乃木卓が乃木憂助の父であることから、テロ活動と家族との間につながりが存在する可能性があります。テロ活動は高いリスクを伴い、彼の家族を危険に晒す可能性があるため、乃木卓は自らの目的と家族への愛との間で葛藤しているのかもしれません。

家族の物語だったんだよね…

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日本から離れてアジトを構え、テロの最終目的地が日本との情報があります。乃木卓と二宮和也の背後には日本に対する何らかの強い動機が存在する可能性が高いです。彼らの過去や日本についての経験、また政治的・社会的背景などが、彼らのテロ活動の背後にある大きな原因となっているかもしれません。

乃木卓と二宮和也の関係

二宮和也が乃木卓を「お父さん」と呼ぶことから、彼らの間には親子以上の深い絆が存在する可能性があります。彼らの関係性がどのようにして形成され、テロ活動にどのように影響を与えているのかが重要な要素となります。

外見とアイデンティティ

二人とも髪が長く、日本の伝統的なイメージとは異なる外見をしていることから、彼らは意図的に自らのアイデンティティを隠しているのかもしれません。長い髪が彼らの過去や信念、またテロ活動に関連する何らかの象徴となっている可能性が考えられます。黒テント・ノゴーン・ベキと、白テント・二宮和也というコントラストも意味深です。

それ、見た目でしょ。

そうそう、この2人、必要以上に黒と白って感じ、しませんか?

まとめ

総じて、ノゴーン・ベキ(乃木卓)と二宮和也のキャラクターやテロ活動の背後には、家族の絆、日本との深い関係、そして彼らの過去や信念が絡み合っていることが予想されます。

ノゴーン・ベキの去就が今後もずっと気になります。

ご案内
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