![やなぎばやし](https://shirabe-te.com/wp-content/uploads/2023/06/柳林鉛筆バインダー大.jpg)
こんにちは
「調べてかわら版」
柳林です
この記事では
日曜劇場ドラマ「アンチヒーロー」で
登場した証人利益強要罪を
特集します。
いったいどんな罪なのか
どんな場面で出て来たのか、
そして、この証人利益強要罪という
法律、実はウソなんです。
まとめてみました。
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証人利益強要罪とはどんな罪か?
明墨弁護士は
相手側(検事側)の証人である
尾形仁(一ノ瀬ワタル)に
ある目的で会いますが、
そのことを口封じしたかったようです。
まず、競馬場で居合わせた風に装い、
30万円当たったように見せかけ、
馬券から居酒屋でおごり
10万円を渡し…
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どうか今日のことは内密に願いますね
目撃証人にお金を渡し
さらにご馳走までした、となると
証人利益強要罪に問われる可能性があります
もちろん受け取ったあなたも同罪です
あ、それとも先ほどのお金、お返しいただけますか?
事件の重要な手掛かりをさがすために
検事側の目撃証人と接触した明墨。
そのことを口封じするために
こんなことを言います。
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しかし、この場面の本当の恐ろしさは
ここからです。
証人利益強要罪なんて法律
ないんです。
明墨弁護士はウソを言ったのです。
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証人利益強要罪について真実だとすると…
証人利益強要罪は、驚くことに
このドラマ「アンチヒーロー」だけで
登場するウソの犯罪なのですが、
まずは真実だとして
それふうにまとめてみました。
証人利益強要罪とは
証人利益強要罪は、証人や鑑定人に対して不当な利益を提供して証言内容を変更させようとする犯罪です。この犯罪は、証言の自由と真実性を保護するために法律で定められています。主に、証人が真実を述べることを妨げる行為を犯罪として取り締まることで、裁判の公正を確保しようとする目的があります。(※ドラマ「アンチヒーロー」を踏まえたウソです。ご注意を)
法的定義
日本の法律では、刑法でこの犯罪が規定されています。具体的には、次のような行為です。
(※ドラマ「アンチヒーロー」を踏まえたウソです。ご注意を)
利益の提供: 証人に対して、金銭的な利益やその他の便宜を提供し、その証言を有利なものにしようとする行為。
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刑罰
証人利益強要罪は重罪に分類されることが多く、犯罪者は重い刑事罰に処される可能性があります。具体的な刑罰は国によって異なることもありますが、日本では以下のような刑が科されることがあります。(※ドラマ「アンチヒーロー」を踏まえたウソです。ご注意を)
- 罰金
- 懲役刑
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社会的背景
証人利益強要罪は、裁判の公正を損ねる行為として非常に重く見られています。裁判所は証人の証言をもとに事実を究明し、正当な判決を下す必要がありますが、証人の証言が歪められることによって、そのプロセスが妨げられることになります。(※ドラマ「アンチヒーロー」を踏まえたウソです。ご注意を)
証言の信頼性が疑われる事態を防ぐため、多くの国で証人利益強要罪は厳しく罰される傾向にあります。この犯罪に対する厳しい対応は、証人が真実を話すことを保障し、裁判の公正を守る上で非常に重要な役割を果たしています。(※ドラマ「アンチヒーロー」を踏まえたウソです。ご注意を)
証人威迫罪(しょうにんいはくざい=実在の法律)とは違う
似たような罪名の犯罪として「証人威迫罪」があります。この犯罪は本当に実在する法律です。刑事事件の証人などに、脅かしや嫌がらせなどの行為をすることによって成立する罪で、刑法105条の二に規定されています。こういう本当にある法律と、微妙に似ているところも、さすがドラマ「アンチヒーロー」弁護士のつくウソという感じがします。
まとめ
この記事では
証人利益強要罪という
架空のウソの犯罪について
特集しました。
このウソを言った明墨弁護士、
恐ろしい弁護士ですが
ウソを言った後、だまされた相手の
ことを、こう言います。
「物事を知らないとは恐ろしいね」
うーん。いろいろと考えさせられる
ドラマです。
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