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APD聴覚情報処理障害とLiD聞き取り困難症|NHKやアンチヒーロー

アンチヒーロー
やなぎばやし
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こんにちは

「調べてかわら版」

柳林です

APD(聴覚情報処理障害)
TBSドラマ『アンチヒーロー』でも
取り上げられ話題になりました。

LiD/APD(聞き取り困難症/聴覚情報処理障害)
NHKのハートネットTVでも反響が大きく
アンコール放映も。

これら2つの障害に焦点を当てて
その特徴、原因、対策について
情報共有していきます。

この記事でわかること

  • APD(聴覚情報処理障害)とは耳の聞こえそのものは正常であるにも関わらず、脳で聴いた情報を適切に処理できない状態を指します。
  • LiD(聞き取り困難症)とは、日本でいうAPD(聴覚情報処理障害)の状態のことです。海外ではその状態をLiDと表現することから、日本でも並記される機会が増えてきました。
  • APD(聴覚情報処理障害)LiD(聞き取り困難症)の特徴・原因・対策
  • LiD/APDは聴力は正常なため、病状が理解しにくく、悩みを一人で抱え込む当事者が多い。海外の研究では人口の約1%の人が当てはまるとされています。
  • ドラマ「アンチヒーロー」の中でのAPD(聴覚情報処理障害)
  • NHKハートネット「聞こえているけど、聞き取れない~Lid/APDと生きる」について

APD(聴覚情報処理障害)とは?

APD(聴覚情報処理障害)の特徴

APD(聴覚情報処理障害=Auditory Processing Disorderとは、耳の聞こえそのものは正常であるにも関わらず、脳で聴いた情報を適切に処理できない状態を指します。具体的には、背景音の多い環境下での聞き取りが困難であったり、話された言葉を速やかに理解できないなどの特徴があります。日本での診断基準はまだ定まっていません。

APD(聴覚情報処理障害)の原因

APD(聴覚情報処理障害の原因は完全には解明されていませんが、神経の発達の遅れ、脳の特定の部位の損傷、遺伝的要素などが関与していると考えられています。

APD(聴覚情報処理障害)の対策

対策としては、専門の医師や詳しい組織に相談することが第1歩になります。状況に応じて、特定の療法プログラムに参加すること、学校や職場での支援を受けること、ふさわしい補聴器の利用なども方法のひとつです。具体的には、音声を聞き分ける訓練、注意力を高めるための活動などが有効です。

LiD(聞き取り困難症)とは?

LiD(聞き取り困難症)の特徴

LiD(Listening difficulties)というのは、日本でいうAPD(聴覚情報処理障害)の状態のことを海外ではLiDと表現されていることから、日本でも並記される機会が増えてきました。なので概念上、APD(聴覚情報処理障害)と重なります。

LiD(Listening difficulties)の方が、聞こえは良いが特定の条件下での聞き取りが極めて困難になる障害というニュアンスが強くなるかもしれません。人の声と環境音を区別することができない、一度に多くの情報を処理できないという問題があります。日本での診断基準はまだ定まっていません。

LiD(聞き取り困難症)の原因

APD(聴覚情報処理障害)と同じく、LiD(Listening difficulties)の具体的な原因には、脳の聴覚情報を処理するシステムの一部がうまく機能しないことがあります。これには神経生理学的、または認知的な障害が関係していることが多いです。

LiD(聞き取り困難症)の対策

APD(聴覚情報処理障害)と同じくLiD(Listening difficulties)に対する対策としては、聞き取りやすい環境を整えることが基本です。具体的には、静かな場所での会話、聞き取りやすい位置に座る、音声増幅器、補聴器の使用などが有効かもしれません。

日曜劇場「アンチヒーロー」でのAPD(聴覚情報処理障害)

「APD、聴覚情報処理障害…あなたが抱えている病気です」(明墨正樹:長谷川博己)

このドラマでは
証人として出廷した尾形仁さん(一ノ瀬ワタル)の
証言をつぶすために
相手方の明墨弁護士が彼の障害にである
APD(聴覚情報処理障害)について
法廷で指摘します。

実は証人の尾形さんはAPD(聴覚情報処理障害)
彼が「耳で聞いた」という証言は
信用できない、という陳述で
この障害が注目されました。

以下が、そのドラマでの証言です。

APD、聴覚情報処理障害
あなたが抱えている病気です

この障害は、日常生活での会話には
あまり問題はありませんが
雑踏やにぎやかな場所では
人の声にもやがかかったり
内容が理解できなくなったりするものです(略)

これは同一条件下のもと
工場内の音だけを録音したものです
(大きな機械音が流れる)

尾形さん、あなたはこのような機械音の中でも
正確に会話を聞き分けられたと…

証人が隠していた障害である
APD(聴覚情報処理障害)
いきなり法廷で暴露する、
かなりショッキングな場面でした。

議論はあるかと思いますが、
APD(聴覚情報処理障害)について
多くの視聴者が知った瞬間でもあったと思います。

ドラマではLiD(Listening difficulties)については
言及がありませんでした。

NHKEテレハートネットTV選「聞こえているけど、聞き取れない~LiD/APDと生きる」

”音”は聞こえているのに
“言葉”としては聞き取れない

それがLiD、APDです。
(聴覚情報処理障害)

病状が理解しにくく、見過ごされてきた
当事者の声をNHKでは特集しました。

海外の研究では人口の約1%の人が
当てはまるとされています。

当事者の声をていねいに取材しているので
さまざまな工夫が放映されました。
※今後さらに加筆します。

まとめ

APD(聴覚情報処理障害)
LiD(Listening difficulties)

聴覚情報処理の問題に直面している人々が、より良い支援を受け、日常生活の質を向上させることができるよう、私たちの社会も進化していく必要があります。

この記事では、APD(聴覚情報処理障害)LiD(Listening difficulties)の情報を紹介しました。これらの障害を理解し、適切な支援を提供することが、当事者の生活の質を大きく改善する第一歩になれば幸いです。

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