大阪メトロ本気!27年の眠りも覚めるスパークルドット!中央線に2つの新車両登場!30000A系に乗ってきました。
大阪万博に向けて大量の来場客を運ぶために、大阪メトロが本気になっています。Osaka Metro(大阪メトロ)は2022年12月9日、中央線に新型車両400系(6両×23編成)と新造車両30000A系(6両×10編成)を導入すると発表しました。
30000A系の運行と開発
まずは30000A系の運行と開発についてです
運行開始日 | 2022年7月22日(金曜日) |
運行区間 | Osaka Metro 中央線(コスモスクエア駅から長田駅) 近鉄けいはんな線(長田駅から学研奈良登美ヶ丘駅) |
同線新造車両 | 27年ぶり |
改造車両としては | 12年ぶり |
そう言えば、大阪メトロの電車を見てワクワクすることなんて、しばらくなかったように思います。それが、万博開催に向け、このたび、2つの新しい電車の運行を開始しました。
そのひとつが2022年7月22日(金)から運航を開始していた新造車両30000A系!この電車は、大阪メトロ中央線という長年、もう本当に地味に走っていた線に導入されます。この中央線への新型車両導入は、なんと27年ぶり!
長いあいだ、従来の型のまま、ほったらかされていたんですね…。
さて、この30000A系車両に本町駅から乗ってきました。
いいなぁ、わたしも乗りたい…
大阪メトロ中央線本町駅から乗車
中央線本町駅で待っていると、30000A系が入ってきます。
うん、新しい。新しい?
すごく新しいというより、うーん、なんだろう、新しいけど、なんか見たことがあるような…。実は、この新造車両30000A系、新型とは言うものの、2011年に御堂筋線で運行を開始した30000系車両を中央線用車両としてさらに改良したものです。
だから、ま、見たことがあるような…。
新しいの? これ?
改良なのに新型って…
ちょっとずるい言い方のような気もしますが、ただ、いくつか明らかな改造があるんです。
車両の床が低くなり、優先座席が明確に区別されました。車内の乗降口の上にワイド液晶ディスプレイを設置されていますので、乗換案内や駅設備案内等がわかりやすく、さらに4か国語による案内がされます。
未来のデザイン:スパークルドット
この電車のデザイン、なに? まるがいっぱい…
車両外観が気になりますよね。
同社曰く「斬新なデザインとしてスパークルドット」を採用したとか。
ご覧ください。スパークルドットです
スパークル(sparkle)という英語は、日本語では「きらめく」「輝く」という意味です。例えば、海面に光が映って反射して、明るい点がきらめいて見えることを表すとか。
たしかに、海に浮かぶ大阪万博会場につながる電車としてはふさわしいかもしれません。
ドット(dot)は「点」です。
大阪メトロの説明によると、スパークルドットで大阪のにぎわいと人々の輝く姿を表現しているとか! 今まで以上に人・街・乗り物が有機的につながりあう、これからの新しい未来! それがスパークルドットで表現されています。
さらに、ドットの色にも意味があります。ホワイトドットは街ゆく人々、アースグレイドットは街並み、グリーンドットはOsaka Metro の車両を表しています。また、未来社会をゴールドドットで表現。そこに存在するすべての要素が多様性をもってランダムに「集まる」「つながる」ことを表しています。
いやあ、斬新! びっくりドットです。
やなぎばやしさん、いじってますよね…
うーん、そうねー、実際に車両を見た感じで言うと…
斬新というか、なんだろう、子供がお絵描きするときに、色えんぴつでいろいろ書いたり、シールを貼ったりするのの、大人版って感じでしょうか。
あ、ほめてますよ。ほめてますからね
ぜったい、いじってますよね…
30000A系:仕様詳細
腰掛けの色 | 背面をゴールドイエロー、座面をターコイズブルー |
車内照明 | LED照明 |
荷棚 | 高さを全車両100mm下げ |
乗降口横 | スペース拡大 |
新装置 | 空気浄化装置、防犯カメラ、車内Wi-Fi |
社内表示 | 2台のワイド液晶ディスプレイ |
床面高さ | 40mm下げ、ホームとの段差縮小 |
ドア部床 | 黄ラインを入れ、乗降口を識別しやすく |
ドア開閉時 | チャイムとドア上部ランプ点滅 |
優先座席 | つり革・手すりをオレンジ色に。より識別しやすく |
まとめ
今回は30000系車両に乗ってきましたが、その車内にも、駅にも、もう1つの新タイプ車両400系のPRがあちこちに。2023年6月25日デビューした新造車両です。こっちは見た目が宇宙船!こっちに乗りたくて行ったんですけど、いつ走ってるのかがわからないんですよね…。
たしかに30000系車両は新型とはいえ、まだ少し背伸びした感じの車両ですが、400系は未来デザインです。近く400系もレポートします。お楽しみに。
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