こんにちは、柳林です。
今日は、森安美(もり やすみ)先生の特集です。
2025年の大阪万博で「認知症の人がコンパニオンになるパビリオンをつくりたい」という展望の実現のために、日々、邁進されている先生です。
森安美(もり やすみ)先生の活動に私もとっても興味をもって、応援したいと思って取り上げさせていただきました。
認知症の方々を「助けたい」「サポートしたい」といった目線の活動はいっぱいあると思うんですけど、認知症の人を輝かせる、という活動は目を引きます。
こういうアイデアを持つ森安美先生は、どんな方なんでしょうか?
森安美先生プロフィール
まずは、森安美先生のプロフィールです。
項目 | 情報 |
---|---|
名前 | 森 安美 |
ふりがな | もり やすみ |
年齢 | 52歳(2023年時点) |
肩書 | ゆめ伴プロジェクトin門真 総合プロデューサー |
各種ホームページやテレビ出演などでお顔を拝見しました。ものすごく若く見えますよね。
調べたところ、森安美(もり やすみ)先生は52歳(2023年現在)です。
笑顔が輝く先生です。
森安美先生の経歴
森安美(もり やすみ)先生は、もともと大阪府門真市でケアマネジャーとして長く勤めてこられました。
ケアマネジャーというのは、介護支援専門員とも呼ばれます。介護保険法等をもとに、ケアマネジメントを実施することのできる公用資格、また有資格者のことだそうです。
要支援・要介護認定者や、家族からの相談を受けて、どの介護サービスをどんなふうに受けるか、計画を作成して、自治体や他の介護サービス事業者との連絡、調整等を行う仕事だそうです。
言ってみれば、介護サービスのプロフェッショナルですね。
そこでの経験から高齢者や認知症の方々への知見、さらに周囲のサポートを利用する経験をふんだんに蓄えてこられたのだと思います。
こういうプロがそばにいると本当に心強いですよね。
森安美先生の学歴
くわしい学歴は調べたのですが、わからなかったです。
わかる範囲で書くと、森先生は、ケアマネジャーとして社会経験を積まれたのちに、大阪府立大学大学院に進学されたとのことです。
社会経験を積まれての大学院進学、今でいうリスキリングの先駆者ですね。
森安美先生の大学院専攻は地域福祉
森先生が何を学ぶために進学されたかというと…
大阪府立大学大学院での専攻は地域福祉でした。
そこで学んだ成果を、今、現場に還元してプロジェクトを進めておられるようです。
「認知症でも障害があっても、より幸せで豊かな暮らしをする」という増進型地域福祉の理論に基づいて、社会での実践を展開し、様々なプロジェクトに関わっておられます。
「増進型地域福祉」についても調べてみました。
今までの地域福祉というと、たとえば、高齢者とか認知症の方々の「不幸をなくす」という考え方が中心でした。
でも、そうではなくて、そういった方々の豊かさ、森安美(もり やすみ)先生の言葉を借りれば「輝き」に焦点を当てて、もっと輝かせよう!という理論です。
認知症になると出来なくなったことに目がいきがちなのですが、その方の得意なことや好きなことにフォーカスして今できることを見つけて、活躍できるよう活動をしていくことが「輝く」ということだと考えています。そのような輝ける場所や取り組みを創出することが私たちの役割です。
https://atc-co.net/cms-business-gateway/project/yumetomo/
この考え方だから、森安美(もり やすみ)先生のプロデュースする団体やイベントは、どれもいきいきして笑顔がいっぱいなんですね。
森安美先生の綿花プロジェクトは中島みゆき?
たとえば、森安美(もり やすみ)先生の「綿花プロジェクト」もとってもユニークでいきいきしています。
どんなプロジェクトかというと…
綿花をグループホームの活用されていない荒れた土地に植えよう、というプロジェクトです。
グループホームというのは、主に高齢者や障害者らが共同生活を行う住宅・介護施設です。
植えた綿花を、認知症の人と収穫して、そこから糸を紡ぎ、藍染めとかをしてタペストリーとかコースターをつくりました。
すごいアイデアですよね。
おしゃれなのは、森安美(もり やすみ)先生がこのアイデアを中島みゆきさんの「糸」という曲になぞらえて表現しているところです。
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布はいつか誰かを暖めうるかもしれない
(中島みゆき「糸」より)
このプロジェクトの主旨を表現しているだけではなく、森安美(もり やすみ)先生の熱い思いまで伝わるような表現だと思いました。
森安美先生の「いのち輝く折り鶴100万羽プロジェクト」大阪万博
さらに、森 安美先生のアイデアは折り鶴プロジェクトへとつながっていきます。
「折り鶴プロジェクト」が生まれたきっかけは、2020年のコロナ禍でした。
みんなが不安な中で、認知症の方が折り鶴を折ると心が安らぎ笑顔になれたという話から、みんなで「折り鶴」を折ってつながろうというプロジェクトがスタートしました。
「いのち輝く折り鶴JAPANパビリオン」のオープンのお祝いに、ミャクミャクが駆けつけてくれましたー❤️
— ゆめ伴プロジェクトin門真 (@yumetomo_kadoma) October 25, 2023
折り鶴ロードをお散歩するご機嫌な
ミャクミャクがとてもキュートです😍#TEAMEXPO#イズミヤショッピングセンター門真 pic.twitter.com/aaxlvrcZlI
門真市の地域全体を巻き込んだ「かどま折り鶴12万羽プロジェクト」は見事に大成功。
その後、このプロジェクトは、さらに大きな展開を見せ、今では「いのち輝く折り鶴100万羽プロジェクト」となっています。
これらの折り鶴を飾って、大阪万博の来場者を歓迎しようという試みです。
森安美先生のアイデア:大阪万博で認知症の人がコンパニオンを!
そして、今、とってもホットなアイデアが、大阪万博でスペシャルなパビリオンを創ろうというプロジェクトです。
どんなパビリオンかというと、認知症の人がコンパニオンになるパビリオンです。
成熟国家なら、認知症になっても、人と人のつながりがあれば輝ける、という考え方から生まれたアイデアです。
すごいアイデアですよね。
この試みが成功すれば、大阪発信のアイデアが、世界の人々の認知症や高齢者への意識、感覚を変えていくことでしょう。
森安美先生の連絡先
森安美さんの活動に興味がある方々は多いのではないでしょうか。
様々なプロジェクトを詳しく知りたい、参加したい、という方々はぜひ、森先生のプロジェクトのページへ。
こちらからどうぞ。
https://www.yumetomokadoma.com/
まとめ
…ということで、今回は森安美(もり やすみ)先生の特集でした。
大阪府門真市から始まった森先生の取り組みが、今後、関西、日本、そして世界にまで広がっていきそうです。
大阪万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
まさに、ぴったりですね。
森安美先生によると
「1970年の大阪万博を知る世代にとって万博は元気が出る〝パワーワード〟。集まった折り鶴は昨年だけで5万羽。現在、学校や事業所など30カ所で飾ってもらい、万博での〝出番〟を待っている」
大阪万博が待ち遠しいですね。
みんなで応援していきましょう。
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